Servcorpのリーダーシップチームは、世界に向けたメッセージ発信には動画が効果的だという信念を持っていました。これは単なる直感ではなく、これまでのデータに基づいたものでした。過去の経験から、動画キャンペーンを展開すると売上が増大する傾向にあることがわかっていたのです。
パラダイムは長年にわたり、Servcorp向けに様々な実写およびアニメーション動画を制作してきました。その多くには、ビジュアルエフェクトなどを施しています。
パラダイムがServcorp向けに初めて映像制作サービスを提供したのは、TVコマーシャルの撮影でした。当時の最新機で「ロード・オブ・ザ・リング」の監督 ピーター・ジャクソン氏にも愛されたRED Digital Cinemaのカメラのおかげで、非常にプロダクションバリューの高い映像に仕上がりました。映像品質の高さや画面から伝わる温かみは、数年経った今でも色褪せていません。
この映像は、Servcorpにも大変ご満足いただけました。
世界主要都市の数々の非常に魅力的なロケーションでオフィスを提供するServcorpは、世界中の拠点を一つに集約したグローバル動画の制作に取り組んでいました。Servcorpのリーダーシップチームが「The Epic Video」と呼ぶこの壮大な動画では、ロンドンやニューヨーク、パリ、カタール、シンガポール、シドニーなど、合計12都市でServcorpが入居するビルの数々をドローンによって撮影した映像が登場します。しかし、東京では同じような映像が用意できないことがわかりました。
Servcorpの5つのオフィスがある丸の内エリアは、東京の最高級ビジネス区画の一つですが、皇居に近いこともありドローンでの空撮が禁止されており、撮影のための許可が降りなかったのです。
そこでパラダイムは、ドローンによる空撮の代替案として、東京上空を飛ぶヘリコプターをレンタルすることを提案しました。装備にはShotover F1ジンバルマウントを用意し、空撮のエキスパートを雇用して空からの映像撮影を行います。ServcorpのCEOからも、課題に対するソリューションをご提案できたことにご満足いただける結果となりました。
パラダイムのメンバー数名がヘリコプターの機内からアートディレクションを行い、撮影は予定通り終了。映像が出来上がってからは、Servcorpの東京における主要なロケーションが「The Epic Video」の中で存在感を発揮できるよう、編集を行いました。
パラダイムでは、映像撮影以外にプリプロダクションやポストプロダクションも行っています。各プロジェクトに応じて、動画の脚本執筆・編集、ローカリゼーション、動画編集、吹替収録、収録監修、放送用ファイルのマスタリング(日本では放送用に物理的なテープを制作する必要があります)などを通じて、Servcorpをサポートしています。
これまでServcorp向けに制作した動画にはアニメーション動画もあり、時を経ていくつものキャラクターを作り上げてきました。こういった動画は、Servcorpが展開する日本以外の市場でも使用されることがあります。
パラダイムが制作したServcorpのコマーシャルはこれまで、CNNj、Fox News (Japan)、日経CNBCなどのチャンネルで放送されました。
こうして制作した動画の数々が、放映されることによってServcorpの事業目標達成に貢献している。それを身近で感じられることが、私たちにとっての大きな喜びです。