Project overview

パラダイムは東京を拠点としながらも、信頼を寄せてくださるお客様が世界中にいます。そんな国際的な繋がりに、ネパール・カトマンズから新たに加わってくださったお客様、Lincoln Schoolのために、ブランド監査、リブランディング、Webサイト構築を行いました。

1954年創立の先進的で革新的な本校は、旧ブランドではそのミッションと活動を効果的に伝えきれずにいました。

旧ロゴが抱えていた最大の課題の一つは、再現性の乏しさにありました。明確なガイドラインが存在せず、適切なベクターファイルも残っていなかったため、学校の「顔」として何かにロゴを使おうと思っても、ロゴを再現できなかったのです。その結果、使う場所や使う人によってロゴの形状が微妙に異なり、一貫性がなく、見た人がLincoln Schoolのアイデンティをはっきりと掴みきれない可能性がありました。

4本の柱を象徴する、4枚の花びら

そこで、パラダイムはまず、細部にわたるブランド監査を行うとともに、Lincolnのリーダーシップチームからも考えを伺うために遠隔でワークショップを開催しました。その後、当校の歴史やネパールの文化について、徹底的な調査・研究を実施しました。

その中で私たちは、当校のチームが新たなブランドで「4本の柱となる理念」を積極的に伝えようとしていることを知りました。その4本の柱とは、「学びに対する情熱を持つこと」「夢を追いかける自信を持つこと」「人を思いやれるグローバル・シチズン(地球志民)となること」「環境に貢献できる人となること」です。

パラダイムが制作した最終的なデザインでは、4枚の花びらが4本の柱を象徴しています。花びらが互いに折り重なることで、カトマンズと古くからつながりのある睡蓮の花の形を織り成すと同時に、カトマンズを囲む4つの山脈を表しています。

こうして出来上がった新たなブランド戦略を、Webサイト全体に適用していきます。このデザインは、当校の文房具や名刺、電子署名のほか、セキュリティタグやウォーターボトル、その他オリジナルのアパレル商品にも使用されています。

新たな「顔」で再出発

ここからは、Webサイトの再構築とリデザインです。多くのエディターが携わり定期的な更新が行われることから、WordPressでの構築が最適なソリューションとして選ばれました。Webサイトにとって本文の大切さはさることながら、プロジェクトの成功には質の高い写真が欠かせないと感じていたパラダイムは、東京屈指のフォトグラファーをカトマンズに送り、撮影をお願いしました。結果は私たちの想像以上の仕上がりとなり、出来上がった写真の数々にはLincoln Schoolらしさが生き生きと捉えられていました。

新たなブランドとWebサイトは、教育委員会、教員、そして学生の皆さんに温かく迎えられ、「Lincoln Schoolとは何か」を今後も効果的に伝えていくために重要な要素となりました。

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