シャングリ・ラ ホテル 東京 — the luxury of working with luxury

Cliff Cardona  アートディレクター

デザインの仕事において、一番達成感を感じる瞬間は、何週間ものハードワークの後に完成した制作物を見て、質感に触れ、そして時には素材のにおいを感じる時です。 私たちも、つい先日高級ホテルのパンフレットを納品した際に、その達成感を肌に感じることができました。

先月、東京にある5つ星高級ホテルのシャングリ・ラ ホテル 東京から毎年発行しているクリスマス&ニューイヤーパンフレットのご依頼が来ました。先方の期待する内容は要約すると「昨年とほぼ同量の情報を使用し、昨年より最高に良いものが欲しい。」とのことでした。

このプロジェクトにおいて5つ星ホテルの写真素材は問題ではありませんでした。シャングリ・ラ ホテルには専属カメラマンがおり、全ての素材写真を撮影しているので、写真の色合いや構成が一貫しておりむしろ良い素材を使用することができました。 私たちはこれらの写真素材を提供された時、もちろん期待で溢れました。

大きなチャレンジは、素材ではなく、いかに大量の情報を読みやすくし、同時にどのように写真を輝かせる配置をするかでした。これを実現するため、パンフレットのサイズを正方形からA5 へ変更し、コンテンツは写真が邪魔をしないような構成を実現しました。

 

“content was delivered in a way that allowed it to work — as opposed to fight — with photography”

 

今年は、大量の情報と写真が共存できる多様性を作成できる柔軟性をもたらすグリッド構成を考案・採用しました。その結果、ホテルのお客様が手に取り、楽しむことができるような印象的かつバランスの取れたエレガントなシャングリ・ラのパンフレットを制作することができました。

高級ホテルと一緒に仕事をさせて頂くことには、大きな意味があります。私たちへの期待はますます高くなり、プロジェクトはクライアントが満足するまで終わることはありません。 私たちは、今年のクリスマス&新年のパンフレットの完成にとても満足しており、今まで以上にシャングリ・ラ ホテル 東京との関係がより強くなれることを期待しています。